1976年に登場したヤマハのCS-80は、『ブレードランナー』のサウンドトラックで知られる伝説的なポリシンセです。その再現版であるArturia『CS-80 V4』が31%オフの¥17,717になっています。8月17日までです。
CS-80がなぜ特別扱いされるのか

CS-80が語り継がれている理由は、音そのものより「弾き方が音に反映される度合い」にあります。鍵盤ごとにアフタータッチが効き、リボンコントローラーも備えていたため、当時としては異例なほど演奏の細部が音に出る楽器でした。
メーカーの説明でも「普通のソフトシンセではなく、演奏のあらゆる要素に反応する生きた楽器」と表現されています。実際、映画音楽で重用されてきたのは、パッドを弾いたときに音が一定にならず揺らぐためです。

V4での現代的な追加点
- MPE対応 — 鍵盤ごとに独立して表情を付けられるコントローラーに対応しています
- アナログ・ディスパージョン — 実機の個体差やばらつきを再現する仕組みです
- 全回路の作り直し — オリジナルの回路・部品を1つずつ仮想化し直したとされています
どんな用途に向くか
メーカーが挙げているのはきらめくパッド、体に来る低音、モジュレーションのかかったリードです。「レトロ・フューチャー」と呼ばれる質感がそのまま出るので、映像音楽やシネマティック系、シンセウェーブ系との相性が良い楽器です。
逆に言うと、クセの強い楽器でもあります。汎用のポリシンセが欲しいだけなら他の選択肢もあるので、「あの音」が目的かどうかで判断するのが良いと思います。
同じセールで『DX7 V』も同額の¥17,717です。こちらは80年代のFM音源で、CS-80とは音の系統がまったく違います(DX7 Vの記事はこちら)。
Arturiaは単体81製品がセール中
今回は単体製品が対象で、V Collectionなどのバンドルは対象外です。FXシリーズは49%オフ、音源系は31〜48%オフという構成になっています。対象製品と価格の一覧はArturiaのセール情報まとめにあります。
購入時の注意
Plugin Boutiqueは海外のストアなので、日本時間では表示より早く終わることがあります。狙っているものがあるなら終了日の前日までに決めておくと確実です。