Wavesのバンドルは種類が多く、どれを買うべきか迷いやすいラインナップです。この記事では、総合バンドル6種(Silver/Gold/Platinum/Diamond/Horizon/Mercury)の収録内容と実売価格を比較し、タイプ別の選び方と安い買い方をまとめます。
※収録数は2026年8月21日時点のWaves公式サイト掲載、価格は2026年10月10日時点の国内ストア(Media Integration)とPlugin Boutiqueの実売価格に基づきます。
結論|Wavesバンドル比較の早見表

| バンドル | 収録数 | 現在の最安価格 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| Silver | 16本 | 17,600円(MI) | 最小構成で始めたい |
| Gold | 45本 | 27,500円(MI) | 定番。ミックスまで一通り揃えたい |
| Platinum | 67本 | 35,200円(MI) | 仕上げ・音圧調整まで自分でやる |
| Diamond | 86本 | 49,500円(MI) | +ノイズ処理・リストアまで |
| Horizon | 93本 | 52,800円(MI) | +ビンテージアナログモデル |
| Mercury | 207本 | 352,000円(MI)※Horizon経由なら合計198,000円 | ほぼ全部入り。選定を省きたい |
2026年10月21日時点の国内ストアの価格は、Gold 27,500円・Platinum 35,200円・Diamond 49,500円・Horizon 52,800円です。Horizonは10月10日〜20日に30,800円まで下がっていましたが、10月21日に52,800円へ戻りました。最上位のMercuryは、Horizonを買ってからアップグレードすると合計220,000円(単体は352,000円)です。Horizonの詳しい価格はHorizonのセール価格・買い時まとめをどうぞ。
Wavesバンドルの階層|上位が下位を全部含む
総合バンドルはSilver(16本)→ Gold(45本)→ Platinum(67本)→ Horizon(93本)→ Mercury(207本)の順に、上位が下位の収録プラグインを全て含む積み上げ構造です(Waves公式の収録リストで全段確認済み)。DiamondはPlatinumに19本を足した別方向の上位版で、Horizonがアナログモデル方向に増えるのに対し、DiamondはX-Noiseなどのノイズ処理・リストア方向に増えます。
- Gold → C4マルチバンド、H-Comp/H-Delay、Waves Tune LT、GTR3など、ミックスの中核が入ってくるのはここから
- Platinum → +L2/L3リミッター、Linear Phase系、PuigTec EQsなどマスタリング段の道具(Goldに+22本)
- Diamond → Platinumに+19本。X系ノイズリダクション、NLS、L3 Multimaximizer、WLM Plusなど
- Horizon → Platinumに+26本。CLA Classic Compressors、Kramer Tape、PuigChild、Vocal Riderなど実機系
- Mercury → Horizonに+114本のほぼ全部入り(SSL 4000 CollectionとAbbey Road Collectionは対象外)
各エディションの収録プラグイン全リストは、Gold・Platinum・Horizonの各記事に分類表つきで掲載しています。
各バンドルの現在のセール価格と販売ページ
いずれも通常価格で買う製品ではなく、常時の割引価格〜セール価格で購入します。日本円決済の国内ストア(MI)と、海外ストアのPlugin Boutique(PB)で価格が異なることがあるため、両方を並べています。
Silver(16本) → 17,600円
●Waves『Silver』(MI・¥17,600)
Gold(45本) → 27,500円
●Waves『Gold』(MI・¥27,500)
●Waves『Gold』(PB・¥27,660・11月1日まで)
→ Goldの価格推移と買い時
Platinum(67本) → 35,200円
●Waves『Platinum』(PB)
●Waves『Platinum』(MI・¥35,200)
→ Platinumの価格推移と買い時
Diamond(86本) → 49,500円
●Waves『Diamond』(MI・¥49,500)
Horizon(93本) → 52,800円(10月21日に30,800円から値上がり)
●Waves『Horizon』(PB)
●Waves『Horizon』(MI・¥52,800)
→ Horizonの価格推移と買い時
Mercury(207本) → 352,000円(新規ならHorizon経由で合計198,000円)
●Waves『Mercury』(MI・¥352,000)
→ Mercuryの価格推移と安い買い方
※価格は2026年10月10日時点。変動するため購入前に販売サイトでご確認ください。Media Integration ONLINE STOREのリンクはアフィリエイトリンクを使用しています。
アップグレードで安く広げる|全ルートの価格一覧
Wavesは下位バンドルから上位へのアップグレード版が国内ストア(MI)に用意されており、最初から上位を買うより「下位+アップグレード」の2段階が安くなることがあります。現在の価格は次のとおりです。
| ルート | 価格 | 販売ページ |
|---|---|---|
| Silver → Gold | 6,600円 | ストアで見る |
| Power Pack → Gold | 20,900円 | ストアで見る |
| Gold → Platinum | 20,900円 | ストアで見る |
| Gold → Diamond | 36,300円 | ストアで見る |
| Gold → Horizon | 41,800円 | ストアで見る |
| Platinum → Diamond | 16,500円 | ストアで見る |
| Platinum → Horizon | 26,400円 | ストアで見る |
| Horizon → Mercury | 167,200円 | ストアで見る |
| Diamond → Mercury | 213,400円 | ストアで見る |
| Platinum → Mercury | 259,600円 | ストアで見る |
2026年10月21日時点では、Gold→Horizon(41,800円)は新規(52,800円)より11,000円安く、アップグレードが効きます。Mercuryは単体購入だと352,000円ですが、Horizon本体(52,800円)→ Horizon→Mercuryアップグレード(167,200円)の2段階なら合計220,000円で、132,000円安くなります。アップグレード版とセットの新しいWUP(1年分)も付帯します。アップグレードの適用には下位バンドルのライセンス登録が必要です。
すでにバンドルを持っている人の、いちばん安い上がり方(2026年10月12日・国内MIストアの価格)
| 持っているもの | 欲しいもの | いちばん安い買い方 | 価格 |
|---|---|---|---|
| Silver | Gold | アップグレード | 6,600円 |
| Gold | Platinum | アップグレード | 20,900円 |
| Gold | Horizon | Horizon Upgrade from Gold(新規は52,800円) | 41,800円 |
| Platinum | Diamond | アップグレード | 16,500円 |
| Platinum | Horizon | アップグレード | 26,400円 |
| Horizon | Mercury | アップグレード | 167,200円 |
| Diamond | Mercury | Horizon新規→Mercuryアップグレード(Diamond→Mercuryのアップグレードは213,400円で割高) | 合計198,000円 |
| なし | Mercury | Horizon新規→Mercuryアップグレード | 合計198,000円 |
Horizonは10月12日時点で国内MIストアの在庫が切れています(補充待ち)。Horizonを経由するルートは、在庫が戻ってからになります。
用途特化バンドル|Masters・Renaissance Maxxなど
総合バンドルのほかに、用途を絞った特化バンドルがあります。代表的な2つは次のとおりです。
Masters(3本) → 12,100円。L2 Ultramaximizer/Linear Phase EQ/Linear Phase Multiband Compressorのマスタリング特化セット。マスタリング段だけ強化したい場合の最小経路です。
●Waves『Masters』(MI・¥12,100)
Renaissance Maxx → 20,900円。Renaissanceシリーズ一式+IR-L+Tune LT。R-Vox/R-Compなどのビンテージ寄り定番を単体でまとめたい場合の選択肢です。
●Waves『Renaissance Maxx』(MI・¥20,900)
このほか、Vocal Production(ボーカル制作)、Abbey Road Collection(Abbey Roadスタジオ公認機材)、API Collection、SSL 4000 Collection、CLA Classic Compressors、Studio Classics Collection、Sound Design Suite、360 Surround Toolsなどの特化バンドルがあります。いずれもMIのWavesセール対象ページで現在の価格を確認できます。
どのバンドルがおすすめ?|タイプ別の選び方
選ぶ基準は実質2つです。①どの工程まで自分でやるか(ミックスまでか、マスタリングや修復までか)と、②すでにWaves製品を持っているか(持っているなら差額アップグレードが最短)。この2つを起点に、タイプ別に見ていきます。
初めてWavesをまとめて導入する人
通常はGold(45本)が入門の定番です。C4マルチバンドコンプ、H-Comp/H-Delay、Renaissanceシリーズ、ピッチ補正のWaves Tune LT、ギターアンプのGTR3と、曲を作ってミックスを完成させるまでの道具が一通り揃います。ただし2026年10月10日時点では、Goldとの差3,300円でHorizon(93本)が買えるので、予算が合うならHorizonのほうが割安です。
2mixの仕上げ・音圧調整まで自分でやる人
Platinum(67本)が基準になります。Goldとの差分22本は、L2・L3のリミッター群、Linear Phase EQ/Multiband、PuigTec EQsなど、ミックスの後工程で使う道具に集中しています。リミッターで音圧を詰める、リニアフェーズ系で仕上げのEQを掛ける、といった作業を自分でやるかどうかが分かれ目です。差分の全リストはPlatinum記事の収録一覧で確認できます。
実機モデリングの質感が欲しい人
Horizon(93本)です。Platinumとの差分26本の中心は、CLA Classic Compressors(CLA-2A/CLA-3A/CLA-76)、Kramer Master Tape、PuigChildといったビンテージ機材のモデリング群と、ボーカルの音量を自動で整えるVocal Rider。定番どころの実機系をまとめて手に入れる構成としては最短ルートです。現在の価格と収録一覧はHorizon記事にまとめています。
録音の修復・ノイズ処理まで必要な人
Diamond(86本)です。Platinumとの差分19本には、Waves公式の説明によるとX系のノイズリダクション/オーディオ修復プラグイン一式や、コンソールサミングのNLS、ラウドネスメーターのWLM Plusが含まれます。宅録の環境ノイズ処理や素材の修復まで1本で済ませたい場合の選択肢です。なお、CLA系などのアナログモデルを主に増やすのはHorizon側なので、方向性で選び分けてください。
ほぼ全部入りにしたい人
Mercury(207本)です。ボーカル処理のWaves Tune Real-TimeやClarity Vx、APIシリーズなどの追加アナログモデル、サラウンド/360°系まで含む最大構成です。ただし単体購入(352,000円)より、Horizon本体→Mercuryアップグレードの2段階(合計198,000円)の方が154,000円安い状態です。手順と注意点はMercury記事の「所有状況別のお得な買い方」をどうぞ。
部分的に強化したい人
マスタリング段だけならMasters(50,600円)、Renaissanceシリーズ一式ならRenaissance Maxx(70,400円)が最小経路です。特定の1本だけ欲しい場合は、単体プラグインのセールを待つ方が安いこともあります。Wavesの単体プラグインは常時70〜90%オフ前後で販売されるのが通常運転のため、バンドルにこだわる必要はありません。
すでに下位バンドルを持っている人は、上の「アップグレードで安く広げる」の表から差額での乗り換えを検討してください。買い時の見極めはWavesセールの買い時まとめも参考になります。
よくある質問
どこで買うのが安い?
国内ストア(Media Integration)とPlugin Boutiqueの両方をチェックしてください。時期によって安い方が入れ替わります(2026年10月10日時点はGoldがPBで27,649円・MIで27,500円とほぼ同じで、ほかのバンドルはMIのほうが安い状況です)。バンドル間アップグレード版は国内ストアのみの取り扱いです。
SilverやPlatinum、Horizonは旧製品では?
いいえ、6つの総合バンドルはすべて現行製品です。Waves公式サイトに収録リストが掲載されており、国内ストア・Plugin Boutiqueの両方で販売されています。
購入するとWUP(アップデート権)は付く?
新規購入・アップグレードとも1年分のWUPが付帯します。2年目以降の更新費用と仕組みはWUP更新の価格まとめを参照してください。
サブスク(Creative Access)とどっちが得?
使い方によって損益分岐が変わります。Wavesのサブスクと永続、どっちが得?で料金を比較しています。