iZotope『Velvet』は、2025年5月に発売されたiZotopeのボーカルプロセッサー。(ダイアログにも使えます)
生のボーカルを完璧な状態へと素早く持って行くためのツールが一通り揃ったプラグインです。
この記事では、新規での購入はもちろん、iZotope製品の所持状況によって買える様々なアップグレード・クロスグレードをまとめて、ユーザー別に最も安く購入できる方法を解説します。
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この記事の最終更新:2025年5月7日
iZotope『Velvet』
Velvetは、ボーカルをSibilance(耳障りな歯擦音)とTonal(音色成分)の2つに分離。さらにRX技術によるノイズ除去を備えた次世代のボーカル/ダイアログプロセッサー。
要は、ボーカル処理の1から100(ノイズ処理から音色の編集)までをひとつのプラグインでやってしまおうという製品ですね。RXやNectarなど以前から信頼されているiZotopeの製品なので中身の性能はお墨付きです。熟練のエンジニアの時短ツールとしても、歌ってみた系クリエイターの初めてのボーカル処理としても活躍してくれます。

上段のSibilanceチャンネルには、フル機能を備えた6バンドのダイナミックEQを搭載。
「Learn」ボタンをクリックしトラックを再生するだけで、シビランス周波数を即座に検出し最適なEQノードを自動設定。耳障りな歯擦音をコントロールしてくれます。
下段のTonalチャンネルでは、選択されたターゲットプロファイルに向けてボーカル/ダイアログトーンを動的にコントロール。常に理想的なボーカルトーン/ダイアログトーンを描くようサウンドをコントロールしてくれます。
さらにRXテクノロジーによるDe-Clickフェーダーにより、ボーカル/ダイアログに混ざったマウスサウンド/ポップノイズ/クリックノイズを素早く自然に除去することが可能です。
ディエッサー
耳障りな音をスマートに除去
Velvetは、シビランス(歯擦音)とトーナル(音色成分)を分離して処理することで、不快で耳障りなサウンドだけを自然に抑えます。 「Learn」ボタンを押すだけでシビランス周波数を自動検出し、6バンドのダイナミックEQが自動設定されます。さらに、個別のEQノードの追加や調整、スケーリング、フィルタータイプの変更も自由自在。不要な「ヒスノイズ」をスムーズに取り除けます。

ダイナミック・トーンシェイピング
素のボーカルを洗練された仕上がりへ
ボーカルの明るさの強調や耳障りな部分を抑制するノブに加え、8つのターゲットプロファイルと周波数スライダーを搭載。必要な部分だけをダイナミック(動的)にブースト・カットし、理想のボーカルサウンドを直感的に作り上げることができます。

De-Click
大切なテイクを救出
マウスサウンド/ポップノイズ/クリックノイズが気になる場面でも、VelvetのDe-Click機能がしっかり対応。フェーダーを下げるだけでノイズ検出と修復を自動で行います。録音したままのニュアンスを損なわず、ボーカルだけを際立たせます。

プリセット搭載
50種類のプロプリセットを収録。さらに「Learn」ボタンを使えば、自分の素材に合わせたカスタマイズも可能です。 SicilanceチャンネルとTonalチャンネルを個別にモニターしながら、スプリットポイント(分離ポイント)を細かく調整が可能。 iZotopeではお馴染みのDeltaボタンで処理前後の差分をチェックでき、ミックスフェーダーによるパラレル処理にも対応しています。
