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【価格比較&セール情報】ProToolsはどこで何を買えばいい?購入プラン・ショップ、まとめて比較【Avid】

Avidが開発する『ProTools』は業界標準とも呼ばれるほどの有名なDAW。

価格別に複数のバージョンがあるほか、サブスク版と買い切り版の併売をしているほか、時折開催されるセール、アカデミック版もあり、手に入れる方法は多くて少し複雑です。

この記事では初心者向けに、Protoolsの購入プランの違い、販売ショップによるセール情報をひとまとめに紹介して、最適で最もお得な価格でProToolsを手に入れるサポートをします。

2021年12月執筆時点の情報です。

ProToolsのグレード【全部で3つ】

ProToolsの「バージョン(廉価版・上位版など)」「購入プラン(買い切り・サブスクなど)」「ショップの違い」の順で解説を進めます。

まずは、ProToolsのバージョンについて。

ProToolsには、機能を絞った無料の「ProTools | First」、通常版の「ProTools」、最上位版の「ProTools | Ultimate」の3タイプが用意されています。

この3つは何が違うのか、以下2項目を見ると誰に向けて作られたものなのかザックリ分かると思います。

ProTools | FirstProToolsProTools | Ultimate
オーディオ・トラック数162562048
付属プラグイン23120120

無料の「ProTools | First」は作曲するにはぎりぎり、もしくは足りない程度のトラック数で、プラグイン数もかなり限られていることから、体験版、もしくは動作確認や趣味の入り口として用意されたものだと分かります。

一方で「ProTools | Ultimate」は2048と大量のトラック数が確保されています。この他にも一部ユーザーだけのための機能・性能を備えており、「業務用」といって差し支えない内容です。

通常の「ProTools」の付属プラグイン数はUltimate版と同等となっており、必要なものは揃っているものであることが伺えます。また、HDXシステムを使うにはUltimateが必要です。

  • 『ProTools | First』の機能は最低限、場合によって足りなくなる
  • 『ProTools』が最も普通で、多くのユーザーに適している
  • 『ProTools | Ultimate』は多くの場合業務用

以上から、殆どの音楽ユーザーなら「ProTools | First」で動作や機能を試して「ProTools」を購入する流れになりますね。

細やかな性能の違いはこちらの公式ページで確認できます

M-Audioのオーディオインターフェースを購入すると『ProTools | First』の強化版『ProTools | First M-Audio Edition』が付属する場合もあります。

ProToolsの料金プラン【買い切り・サブスク】

ProToolsの購入方法には「年額制のサブスク版」と「買い切り版」の両方が用意されています。

【ProToolsサブスク版】の仕組み

サブスク版の仕組みは一般的なものと同じ。契約期間中だけソフトを使えます。

年間プランと月間プランが用意されています。年間のサブスクリプションであっても、購入方法によっては月々の支払いにすることも可能です。

【定価で比較】1年あたりの料金ひと月あたりの料金
年間プラン(一括払い)35,300円【最安】約2941.7円
年間プラン(毎月支払い)42,000円3,500円
月間プラン49,200円4,100円

年間一括払い<年間分割払い<月間プランの順に価格が上がっていきます。基本的には年間一括で購入しておけば良さそうですね。

【ProTools買い切り版】の仕組み(永続ライセンス)

ProToolsの買い切り購入の仕組みは少し独特。以下に解説します。

現在、ProToolsは「ProTools 11」「ProTools 12」とナンバリングした新製品を販売する仕組みではなく、多くのサブスク製品と同じように継続的にアップデートを提供する形をとっています。

コレに伴い、ProToolsの買い切りバージョンである「永続ライセンス版」は、一度購入すると購入後1年間に限って最新版にアップデートできる仕組みになっています。

では購入から1年後はどうなるのか?使えなくなってしまうのかというと、決してそういう訳ではありません。

ProToolsはお金を払い続けないと使えない?答えはNO。

「永続ライセンス版」の購入後1年経つと、サブスクと同じようにProToolsを使うことはできなくなるのかというと、その心配はいりません。

購入後1年経つと、それ以降のアップデートは受けられなくなりますが、ProToolsを使うこと自体は可能です

また、「永続ライセンス版」を買ったけど2年目もアップデートを続けたくなったのであれば、追加料金を支払うことで1年延長することも可能です。アップデートの延長は「アップデート・サポートプラン更新版」を購入すると受けることができます。

ただし、「アップデート・サポートプラン更新版」はアップデートを受けている期間中にしか使うことができません。最初の一年間アップデートを受けて、その後2年古いバージョンを使い続けたあとに「アップデート・サポートプラン更新版」を購入して最新版にするような使い方はできない訳ですね。

もし一度アップデート期間を切らしたあとにアップデートが必要になった場合は、原則もう一度新しく買い直すか、後述のクロスグレードorトレードアップを利用する必要があります。

買い切り版を購入してアップデート期間が終わったら?

永続ライセンス版を購入後、アップデート期間を一度切らしてしまったあとはどうなるのでしょうか。

ユーザーが辿る道は4つあります。

  • 古いままのバージョンで使い続ける
  • 「永続ライセンス」を買い直して1年間のアップグレードを受ける
  • サブスクリプションにクロスグレードする
  • ProTools | Ultimateにトレードアップする

基本は古いまま使い続けるか、新しく購入し直すかの2択ですが、アップデート期間が終わったユーザー限定で他のプラン(③④)も用意されています。

③サブスクリプションにクロスグレードする

ひとつはサブスクリプションへのクロスグレードです。

永続ライセンスを2年間のサブスクリプションに変身させることができます。ここで重要なのは、コレを購入すると永続ライセンス自体は消えてしまうこと。その代わりに普通にサブスクを購入するよりは安い価格が設定されています。

まとめると、「永続ライセンスの権利を消すかわりに2年分のサブスクを安く売ってあげるよプラン」です。

④ProTools | Ultimateにトレードアップする

もうひとつは「AVID Pro Tools | Ultimate from Pro Tools トレードアップ版」を購入する方法。

こちらは上位版の「Pro Tools | Ultimate」の永続ライセンスを手に入れることができるものです。通常の「永続ライセンス」を購入した時と同様に1年間のアップデート権が付属します。現時点では、これが永続ライセンスを維持しながら最新版に更新する唯一の方法です。

2019年まではアップデート期間終了後にもう一度アップデートを再開できる「再加入プラン / Reinstatement」が用意されていました。現在は販売が終了していますが、探してみると仕入れた在庫が残っているショップも見つかるかもしれません。
AVID Pro Tools 1-Year Updates + Support Plan Reinstatement

【アカデミック版/学割】学生向けの割引はあり

中高大・専門・短大の学生か教職員であれば、ProToolsを学割価格で購入することが可能です。

アカデミック版が用意されているプランは以下の通り

【定価で比較】通常版アカデミック版
年間プラン(一括払い)35,300円(一年あたり)11,700円(一年あたり)
年間プラン(毎月支払い)42,000円(一年あたり)14,400円(一年あたり)
月間プラン49,200円(一年あたり)なし
永続ライセンス版70,800円35,300円
アップデート・サポートプラン更新版24,310円[サウンドハウス]11,210円[サウンドハウス]

月間プランを除く各プランにアカデミック版が用意されています。

ショップによる価格の違い

ここまで、各プランの違いを解説しました。次はショップごとに異なる価格設定について。

国内ショップの場合、セールが始まると国内ショップが一斉に同じような割引を始めるのが一般的です。よって、ショップによる差はショップ独自のポイント制度が中心となります。10%のポイント還元を行っているサウンドハウスが堅実な選択肢になり得ます。

また、海外ショップであれば国内セールを行っていないタイミングに独自のセールを行っていることがあります。海外サイトでProToolsを取り扱っており、検索すればそれなりに日本語情報も充実しているのはPluginFoxですので、こちらをオススメします。

ProToolsを購入しようと思ったら、まずはサウンドハウスとPluginFoxのチェックから始めると良いでしょう。

ProToolsのセールがあった場合、この記事に追記します。他にも当ブログでは音楽制作やポスプロに役立つプラグインやソフトの製品情報・お役立ち情報・セール情報を発信しておりますので、ぜひツイッターをフォローして更新情報をチェックしてみてください。

この記事は2021年12月執筆時点の情報です。可能な限り正しい情報を載せるよう努力しておりますが、万が一実情と異なる情報を見つけたらTwitterでご一報いただけるとありがたいです。

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