SteinbergのトップシェアDAW『Cubase』がセール中です。
Steinberg『Cubase』
Steinbergの『Cubase』は日本で最も普及しているDAW。作曲、録音、編集からマスタリングまで、もちろんすべてカバー可能。
ユーザー数が多い分ネット上に転がっている情報も多い分問題解決もラクなので、初中級者にもうってつけです。
Cubase 13の新機能
CubaseのミキサーMixConsoleが全面的に刷新。
範囲選択ツールが、キーエディターとドラムエディターにも搭載。
ボーカルの処理に特化したプラグイン「VocalChain」を搭載。(Artist / Pro版のみ)
プロジェクトウィンドウにチャンネルタブが登場。アレンジ画面上でもチャンネルをミックスできるようになった。
キーエディターとドラムエディターで、複数パートの表示や切り替えが可能に。タブで表示を切り替えられる。(Pro版のみ)
コードパッドがさらに進化。コード進行を簡単に見つけやすくなった。
ハードウェア EQ の名機をモデリングした EQ-P1A と EQ-M5 を新搭載。(Pro版のみ)
ボーカル専用にデザインされたコンプ「VoxComp」を搭載。(Artist / Pro版のみ)
オーケストラ音源「Iconica Sketch」を新搭載。34インストゥルメントと140アーティキュレーションを5GBのライブラリーに凝縮
サンプラートラックが進化。スペクトラルワープモードでは大胆な編集や強力なエンベロープの作成を行える。
クラシックなチューブコンプレッサーをモデリングした「Black Valve」を新搭載。(Pro版のみ)
ボコーダーを搭載。最大24フィルターバンド、サイドチェーン入力、詳細なコントロールを搭載。(Artist / Pro版のみ)
その他、細かい改善多数。
【比較】Cubase 13の3つのグレード「Pro, Artist, Elements」と無料の「LE, AI」
有料版のCubaseには価格別に3種類のグレードが用意されています。
Pro 13 | Artist 13 | Elements 13 | LE 13 | AI 13 | |
---|---|---|---|---|---|
位置付け | ★★★ フラッグシップ版 | ★★ 通常版 | ★ 無料のLE, AIにお金を払って豪華にする感じ | 無料版 | ちょっと良い 無料版 |
MIDI トラック | 無制限 | 無制限 | 64 | 24 | 48 |
オーディオトラック | 無制限 | 無制限 | 48 | 16 | 32 |
VST インストゥルメントトラック数 | 無制限 | 無制限 | 24 | 8 | 16 |
VCA トラック | 256 | 0 | 0 | 0 | 0 |
VST インストゥルメント数 | 4 | 4 | 2 | 2 | 2 |
インストゥルメントのサウンド数 (内蔵音源の数) | 3000+ | 2600+ | 1500+ | 1500+ | 1500+ |
VST オーディオエフェクトプラグイン数 | 87 | 62 | 45 | 23 | 28 |
VST MIDI エフェクトプラグイン数 | 17 | 17 | 0 | 0 | 0 |
最大入出力数 | 256 | 32 | 24 | 8 | 16 |
オーディオチャンネルインサートスロット数 (1つのトラックにかけられるエフェクトの数) | 16 | 16 | 8 | 4 | 4 |
グループチャンネル数 | 256 | 32 | 16 | 8 | 8 |
エフェクトセンド / リターンチャンネル数 | S:8 - R:64 | S:8 - R:64 | S:8 - R:64 | S:4 - R:4 | S:4 - R:4 |
インストゥルメントスロット数 | 64 | 32 | 16 | なし | 8 |
MIDI プラグインインサートスロット / センド数 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 |
曲の途中で拍子やテンポを変える | 可能 | 可能 | - | - | - |
Elementsは有料ですが、機能面を見ると無料版を少し豪華にしたバージョンになっているので以下のように考えることをおすすめします。
「本格的な有料のPro>Artistと、機能が絞られた無料(?)のElements>AI>LE」
多くのユーザーにはArtist版で十分な場合が多いので、どれを選べばいいかわからない初心者さんであればまずArtist(無料版LE,AIを持っていればそれでもOK)を使って、物足りなくなったらアップグレードするのが確実でしょう。
無料版のLE, AIについてはトラック数の制限が最初に目が行きます。オーディオトラックがLE版で16、AI版で32と極端に少なくなっており、音数の多いポップスやエレクトロニクス、オーケストラなど、どう考えても対応できないジャンルが多くあります。Elementsでトラック数制限は一気に緩和されますが、ハイテックなど作りにくいものもあるでしょう。作っていて物足りないと思ったらそこが上位版の買い時です。