Sonnoxの新作ドラムゲート『Oxford Drum Gate 2』が、セール中です。ドラムの被り(ブリード)処理だけじゃなく、タイム/位相/極性の整列までまとめて触れられるプラグインです。
Sonnox『Oxford Drum Gate 2』
ドラムの被り除去に加えて、タイム/位相/極性まで「整える」ゲート
Oxford Drum Gate 2は、ドラムのヒット検出と成分分類(Kick/Snare/Tom/Hi-Hat)の精度を高めた新世代のドラムゲート。さらにAlign機能で複数マイク録音の“ズレ”まで詰められるので、後工程の修正が減らせます。
概要
Oxford Drum Gate 2は、ドラムのヒット検出とドラム成分の分類に大きな改良を加えています。
ヒット検出精度の向上、分類の強化、そしてタイム/位相/極性を整えるための新ツールにより、ドラムトラックのクリーニングと強化をスムーズに行えるソリューションになりました。
賢くなったヒット検出エンジン
Oxford Drum Gate 2の中核は、より広いデータセットで学習した改良版の分類モデルです。これにより精度が上がり、用途別に使い分けできる4つの検出モードが追加されました。
・Standard:一般的なドラム成分向け
・Hi-Hat:ハイハットやシンバル成分が多い素材向け
・All Transients:すべての打楽器的トランジェントを捉えるモード(より広いリズム素材に)
・No Gating:信号のダイナミクスを変えずに、位相/タイミング整列だけ行いたい場合に便利
整列 Time/Polarity/Phase Alignment
Oxford Drum Gate 2では、新しいAlignタブが追加され、最大8チャンネルを相互にタイム/位相整列できます。マルチマイク収録で起きがちな位相キャンセル(音が痩せる現象)対策に特に有効です。
・タイム補正:フルバンドのサンプルオフセットで調整
・位相整列:低域は位相回転、高域はサンプル調整で整列
・極性反転:各チャンネルごとに切り替え可能(位相関係の追い込みに)
新しいDecayアルゴリズム
新しいDecayアルゴリズムにより、より自然なゲート感を狙えます。さらにAdaptive Release設定でエンベロープに合わせてリリースを動的調整。新しいDecayタブでは次の操作が可能です。
・Per-Frequency Release:6つの帯域ごとにリリース時間を個別設定
・Adaptive Release:エンベロープの挙動に合わせてリリース時間を自動調整
・Zero-Click Envelopes:ゲート由来のアーティファクトを抑え、滑らかに切り替え
External Sidechain
DG2では外部サイドチェイン入力が利用可能になりました。別トラックのより“きれいな参照信号”をトリガーとして使えるため、ゲートをより正確に動かせます。例:スネアボトムの整理を、トップマイクをトリガーにして行う、など。
Leveller Clipper
Levellerセクションで高ゲインを使う場合に備え、ソフトリミット的に働く新しいLeveller Clipperを搭載。過度なクリップを避けつつ、出力をコントロールできます。
Oxford Drum Gate 2の新要素
<新機能>
・4つのHit Detectionモード(精度と汎用性の向上)
・Alignタブ(マルチチャンネルのTime/Phase/Polarity整列)
・外部サイドチェイン入力(オプション)
・より自然なゲート操作のためのManual Threshold強化
・クリッパー統合&ゲインレンジ拡張のLeveller更新
・操作性と視認性を改善したGUI
<改善点>
・学習データ拡充による検出/分類モデルの精度向上
・Decayアルゴリズム刷新&専用タブ追加
・適応制御+ゼロクリック遷移によるゲートエンベロープの改善
・パフォーマンス改善とレスポンス向上
<DG1から継続>
・MLベースの成分分類
・スマートゲート/レベル制御
・ドラムトリガー用MIDI出力
・Range/Hold/Decay制御、サイドチェインフィルタ
・Dry/Wetミックス、出力トリム