Absynth 6 単体版のリリース記念キャンペーン情報まとめ
Native Instruments のハイブリッド・シンセサイザー『Absynth 6』が販売開始されています。今回は価格割引ではなく、購入特典として Massive X 用の拡張プリセット(Massive X Expansions)を2つ無料でもらえるキャンペーンです。
2025年12月10日更新。
Native Instruments『Absynth 6』とは?
サブトラクティブ/FM/ウェーブテーブル/グラニュラーを組み合わせたハイブリッド・シンセ
『Absynth 6』は、サブトラクティブ、FM、ウェーブテーブル、グラニュラー合成を組み合わせた3チャンネル構成のハイブリッド・シンセサイザーです。セミモジュラー構造で、複雑なテクスチャやアンビエント系のサウンドデザインを得意としつつ、リードやベースなども一通り作れます。
新しいUIと波形エディター、ビジュアル・ブラウザーによって、従来よりもサウンドの編集〜ブラウジングまでのフローがかなりスムーズになっています。旧Absynthとのプリセット互換性も維持されていて、新規350以上を含む2000種類以上のプリセットが用意されているので、まずはプリセットから鳴らしていくだけでもかなり遊べる印象です。
Mutator:知的なプリセット生成で「ハズレを引きにくい?」ランダマイズ
Absynth 6の目玉機能が、新搭載のMutator。従来の「完全ランダム」ではなく、既存プリセットをベースに変化量や深度をコントロールしながら新しい音色を生成できるツールです。
サウンドを毎回ゼロから作り込むのではなく、「今の音をもう少しだけ明るく」「動きを増やしたい」「テクスチャ感だけ変えたい」といった微調整を素早く試せるので、インスピレーションを途切れさせずに音作りを進められます。
主な機能・特徴
音源エンジンと音作りのツール
- サブトラクティブ/FM/ウェーブテーブル/グラニュラー合成を組み合わせた3チャンネル・エンジン
- マクロ、ベロシティ、モジュレーションホイールなどを使った柔軟なモジュレーション・ルーティング
- Mutator:知的なプリセット生成、変化量・深度コントロール、履歴管理機能
- 最大68ポイントのマルチステージ・エンベロープ(ループやブレークポイント対応)
- Sample Jump Envelopes によるランダム挙動の付与で、有機的なテクスチャ変化を演出
- Aetherizer / Cloud Filter など、Absynthシリーズならではの独自エフェクト
- 精密なサウンドメイクに対応する波形エディター
表現力と空間処理まわり
- MPE/ポリフォニック・アフタータッチ対応で、繊細なニュアンスを演奏に反映
- マルチチャンネル空間処理により、立体的な音像やサラウンド制作にも対応
- MTS-ESPに対応し、世界各地の音律やカスタム・スケールをリアルタイムに扱える
ワークフローとプリセット
- 高速で直感的なビジュアル・ブラウザーにより、2000以上のプリセットへ素早くアクセス
- Native Instruments Kontrolキーボード/Maschineとシームレスに連携
- 旧Absynthシリーズのプリセットとの互換性を維持しつつ、350以上の新規サウンドを追加
映画/ゲーム音楽のサウンドスケープ作りや、アンビエント〜エレクトロニカ寄りのトラック制作、実験的なエフェクト的シンセ音源としてなど、テクスチャ作りを軸にしたシンセが欲しい人向きの1本です。